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輸入食品検査は、ザル制度です。

kamotsu

皆さんは、輸入食品についてどのような認識を持っていますか?

輸入する時に検査されているから安心だと思われていますか?
今日は、そんな妄想をぶち壊す現実をお伝えしたいと思います。

私は、以前、○○という通関という業務を行う会社・いわゆる乙仲にいました。この時、数々の輸入食品を扱いましたが、はっきり申し上げて輸入食品の検査はザルすぎます。

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ザルで水をすくうような検査体制

全ての貨物は、日本国に入る際に通関を受けます。

税関という機関に

私は、○○と○○を輸入します!からよろしく!
という具合に申告を行います。(申告課税方式)
→海外通販などは、自動的に税額が確定する賦課課税方式。

輸入申告をする場合は、品目ごとに細かく番号が分けられていて、この番号により相当する関税・消費税・酒税などを支払います。

この番号の中には、一部の物は、他法令の確認という作業を受ける必要がある貨物があります。

他法令の確認を受けないと、税関からの許可はおりません。

例を出しますと、

まず食品

まぁこれは当然ですよね。
厚生省の確認の後に、税関から許可がおります。

つぎに植物とかですね。
これは植物防疫法が関係します。

植物防疫法の基準にあっている確認を受けた後に、
税関の許可が下りるという仕組みですね。

こういうのを他法令の確認と言います。
まぁ、こんな事はどうでも良いことなのですが、

問題は、この他法令の確認をする際の様々な検査がザルのような状態という事です。

外国から食品を輸入する際は、厚生省の食品届を提出して、他法令の確認を受けます。

この食品届には、この輸入食品が安全である証明書などを添付して提出します。
食品分析官は、この食品届の内容と分析証明書などの情報を基にして、必要であれば貨物の検査を行います。

届出通りの貨物である事の確認ができると、他法令の確認ができたことになります。

で、ここが問題なのですが、
実は、この食品届は、ある制度を使うと、向こう一年間使いまわしができてしまいます。

細かく説明をすると、とても長くなってしまうのですが、
一度、合格というお墨付きをもらうと、次回以降の輸入の際に、あまりチェックされなくなってしまうという事です。

まぁ、国としては通関手続きの迅速化などと言っていますが、
現状では、輸入食品の検査体制は、あって無いような物だと考えた方が良いです。

食品分析官の数と、入ってくる貨物の量が完全にアンバランスなのです。
とても、とても、とても少ない人数で、各港の貨物検査をしなければいけないので、当然です。

冷静に考えてみて下さい。

ジャガイモがパンパンに詰まっている貨物が、
1000貨物以上あります。

その中の1貨物だけを抜き取りで検査をして基準をクリアしていれば、他の999貨物も基準をクリアしているとみるわけですよ。

数字としてはわかりやすいように大げさに表示していますが、輸入食品の検査体制ってこんな感じです。

さらに..
この合格だったという実績をある制度で向こう一年間使いまわしができるのです。

少し笑えて来てしまいますが、これが現実です。

国がしっかりと食品を管理していると思っていたら大間違い。
全然、把握できていませんから~ 残念!

色々と細かいことを言いましたが、
ようするに、輸入食品の検査体制は、ほぼ無い事と同じです。

そして、何か問題が起きた時に、責任逃れができるように、
一応、そういう食品の検査は、書面上でしっかりと行っていると説明するつもりなんだと思いますよ。

皆さんも気になったら本などで調べてください。
これは問題だと感じたら、近くの新聞社に投書しませんか?

多くの方は、この事実を知りませんから…


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