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無料コミュニケーションアプリを提供する株式会社LINEが「LINE MOBILE」の提供を開始しました。最低プランで月額500円から利用できるとのことで、格安スマホ業界にさらなる価格競争がおきそう?です。いや、起きないかもです..汗

ついに受付開始!LINE MOBILE(ラインモバイル)

かんたんマートでは、2016年3月頃「2016年夏からLineもMVNO事業に参入へ!アンリミテッドコミュニケーションの威力は!?」という記事を公開しています。この記事にて「次の格安スマホの値下げの波は、ラインモバイルの提供するサービスがもたらす」と予測しています。その後、この「LINE MOBILE」の提供内容が明らかになったため、ここに改めて紹介します。

結論を先に述べると、LINE MOBILEのプランを隅々まで拝見したところ、料金的には「何も目新しいものではなく」期待外れのプランであると考えます。

LINE MOBILEとはなにか

株式会社LINEは、無料でコミュニケーションを行える「通信アプリ」を無料で提供することによって、自社のサービス内にさまざまな利用者を囲い込みます。各利用者は、無料で通信ができる魅力にひかれてラインを利用します。これによって、ラインは「自分の領地」に次々と利用者を囲い込むことができます。イメージでいうと、殿様が城の配下に城下町を作り、そこでさまざまなことを認めているような物です。

ラインは、自分の領地にユーザーを囲い込んでいるため、さまざまな物を売ったり、提供しやすい環境にあります。

それらのサービス例として「スタンプショップ」「着せ替えショップ」「LINEバイト」などがあります。日ごろからラインというサービスを無料で使ってもらっているため、利用者に向けたさまざまなサービスを提供しやすい「殿様的な立場」を築き上げているのです。今までのラインは、このような付随するサービスにより収益化を行ってきました。

今度は、通信回線自体のサービスを提供することになりました。もちろん、通信回線を提供すると言っても今から日本全国に基地局を建てるわけにはいきません。そこですでに基地局を所有している所から回線を借りて展開するように決めました。

これを道路に例えると、片側5車線ある「道路」を所有している会社から「1車線や2車線」などを借りた上で、この1車線や2車線の中で独自のサービスを展開することになります。

これが数年前から盛んに言われている「格安スマホ」の仕組みです。2016年10月1日からこの事業をラインが提供することになりました。それでは、どのようなプラン、特徴があるのか順に説明をしていきます。

ラインモバイル最大の特徴

年齢認証が不要になる

LINEアプリを使うときに「ID」や「電話番号」などによって利用者を探せる「ID検索機能」があります。この機能を使うためには、18歳以上であることを確認する「年齢認証」を行わなければなりません。

ドコモやAU、ソフトバンクと契約している人は、この年齢認証の問題は一切関係がありません。しかし、格安スマホを利用し始めた人で「元々ラインを使っていなかった」人(18歳以上でも)は、この年齢認証を行うことができません。これはシステム上の問題であり、ある一部の「裏技」を使える人をのぞき、これを突破する方法はありませんでした。

しかし、ラインモバイルを利用する場合は、契約をした時点で年齢認証が完了しています。つまり格安スマホを使う上で大きなデメリットである「年齢認証」が解消されていることになります。

LINE、Twitter、Facebookなどの通信が無料になる

LINE MOBILEの二つ目の特徴としてLINEやFacebook、Twitterなど「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」の利用が無料であることです。

これらのSNSサービス自体は元々無料で利用ができます。しかし、私がいう無料とは「これらのサービス自体」ではなく、サービスを利用するための「パケット通信に対する料金」です。最近は、パケットし放題などのサービスがメジャーとなり、あまりパケット使用量を意識しないかもしれません。

しかし、格安スマホは違います。月間で利用できる容量が決まっているため、その決められた量の中で通信を行わなければなりません。そのため、なるべくパケット量の使用を抑えるために外出先での「動画の閲覧」などの工夫が必要になります。それが月額の使用料金を低くするためのポイントになるからです。

しかし、今までパケット使い放題を利用している人かすると、この制限はとても窮屈な物に感じられます。特に日々利用している「LINE」などを使うときにこれらの制限を意識しながら行うのは、気分的にもよくありません。(
実際のところは、そこまでパケット通信量を消費していないのですが….)

そこで、このような不安を解消してくれるのが、LINE MOBILEの「コミュニケーションフリープラン」です。このプランに加入すると、ライン、ツイッター、フェイスブックのアプリを使用するときに使うパケット量を消費することなく利用ができます。

ただし、各アプリ共通で「アプリから違うサイトへ移動する場合」「動画ストリーミングサービス」を利用する場合は、適用除外となることに注意する必要があります。トークを利用したり、画像を送信したりなどの基本的なサービスはすべて「コミュニケーションフリープラン」の中に含まれています。詳細は、カウントフリーになる一覧をご覧ください。

その他の特長

これ以外の特徴としては、以下の二点があります。しかし、これは他社の格安スマホと同じであるため、特徴とは言えないかもしれません。

使用回線はドコモであること

LINE MOBILEが使用する回線は、docomoです。そのため、通信品質もよく「どんな田舎」であっても使うことができます。よく格安スマホは電話ができないと考える人がいます。しかし、そもそもドコモ回線の「また貸し」をしていわけですから、この主張が正しくないことはすぐにわかります。通信速度に関しては、たしかに違いがあるように感じます。

今使っているスマホをそのまま

LINE MOBILEなどの格安スマホを使おうとすると、今使っているスマホが無駄になると考えがちです。しかし、この心配は不要です。現在、ドコモを使っている人であれば、そのままスマホを利用できます。自分のスマホを利用できるかどうかは、動作確認済み端末一覧のページから確認することができます。

LINE MOBILEの二つの料金プラン

ラインモバイルには次の二つが存在します。これらの特徴を順番に説明します。

1.ラインフリープラン

2.コミュニケーションフリープラン

1.ラインフリープラン

LINE MOBILEのアピールポイントである月額500円では、音声通話を行うことはできません。音声通話機能を使うためには、最低利用料金として500円+700円の1200円が必要です。

月額500円というのは、データ通信のみを行うプランになります。ただし、私は「電話番号をいらない」「ラインやその他のSNSを利用できるだけで良い」方であれば、魅力的なプランになっていると考えます。

使えるデータ量は、月間で1GB、通話料金は 20円/30円となります。通話代金を半額にするために「らくてん電話」をお勧めします。

ラインモバイル

2.コミュニケーションフリープラン

上記で述べた通り、ラインやフェイスブック、ツイッターのおけるパケット量のカウントをしないプランです。ご自分の必要な通資量を考えて契約をするようにしましょう。多くの方は、3GBもあれば十分です。

3GBというのは、バケツの中に入れてある水の量のことを言います。この水の量を一か月間で使い切るようなイメージです。月初にたくさんパケット通信を行えば、(水を与えれば)月末に尽きやすくなります。

しかし、前途の通り、ラインやフェイスブックなどの利用には、この「水」から消費されることはありません。これら以外の通信(グーグルやアマゾンのショッピング、ウェブ検索など)をする場合に消費されていきます。

kantan

使えるデータ量は、月間で3GB~10GBまであります。それによって価格が異なります。また、これに+580円した価格(表の下段)が、実質的に楽しむことができるラインモバイルの料金プランとなります。通話料金は 20円/30円となります。通話代金を半額にするために「らくてん電話」をお勧めします。

まとめ

ラインモバイルのプランなどを確認すると、すでに販売されている他社の格安スマホプランと大差がないことがわかります。特に3GBで1620円の料金設定は、DMM mobileよりも劣っているといえます。後発組に関わらず目新しい料金設定を発売しなかったのは、少し残念です。

しかし、ラインなどのソーシャルサービスを多用する若者に向けて「コミュニケーションプラン」はある一定の評価を受けるはずです。また、月額500円から利用できるようにした「フリープラン」は、音声通話はできませんが、高齢者が使う「簡易的な通信手段」としては魅力があります。

特に1GBあれば、ライン上でチャットをしたり、ラインアプリを使った「音声通話」も可能です。そのため、あらかじめ家族間でしっかりとラインアプリの設定をしておけば、通信手段としては困ることはないはずです。

高度なアプリも不要、ただ単純に人とのコミュニケーションを図ることができれば良いという方であれば、月額500円のプランにも十分に魅力を感じると考えます。


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